
『甘えん坊で温厚、そして人に優しい犬』と、秋田犬の魅力を語る村ちゃん。秋田犬の作出(*1)をはじめて50年。秋田犬の正統といわれる一ノ関系(*2)の指導に尽力した故京野兵右衛門氏に師事し、岡田睦夫氏(*3)や譚秀明氏(*4)ら門弟とともに、強いこだわりを持って、本格派の秋田犬の作出を半世紀に渡り続けてきました。


いまから25年前(昭和60年)、秋田市とドイツ・パッサウ市との姉妹都市提携1周年を記念して、ドイツの愛犬家に2匹の秋田犬を贈呈しました。それから7年後、その2匹の犬が、ドイツ国内の秋田犬品評会で1、2位を獲得。地元紙でも取り上げられるほど、村ちゃん♪の作出した秋田犬は、高い評価を受けました。その後も毎年のように、往来があり、秋田犬を通した親善交流を25年間も続けています。


『これからも「犬づくり」で社会貢献をしたい!!とくに、動物介在療法に適した、介在療法犬を作出したい!!』と、これからの目標を宣言。『最近、うつ病や薬への依存症など、精神疾患を抱え悩んでいる人が多い。優秀な介在療法犬を作出し、その人たちのチカラになりたい』と語るその瞳は、まるで少年のようにキラキラと輝いていました。
